皇暦2010年8月10日、世界唯一の超大国神聖ブリタニア帝国は日本と地下資源サクラダイトを巡って対立し宣戦布告、日本に侵攻した。日本は占領され、ブリタニアによって「エリア11」と呼称される。日本人は「イレヴン」と蔑まれ、自由を奪われブリタニアの総督により支配された。ブリタニアは「ナイトメアフレーム」と呼ばれる人型兵器により世界の3分の1を支配下に収めた。しかし、その圧倒的な支配にも亀裂が生まれようとしていた。
日本侵攻から7年後、ブリタニアに恨みを持つ少年、主人公ルルーシュ・ランペルージは謎の少女C.C.(シーツー)から、他人に自分の命令を強制出来る、絶対遵守の力「ギアス」を与えられることになる。ルルーシュは仮面で素顔を隠して「ゼロ」と名乗り、自称正義の味方「黒の騎士団」を結成し日本の独立のため、ブリタニアに戦いを挑む。
第2期(R2)
神聖ブリタニア帝国に支配され「エリア11」と呼ばれた日本は、反ブリタニア勢力「黒の騎士団」主導による独立戦争を起こすが、「黒の騎士団」の指導者ゼロの失踪により大敗を喫してしまう。「ブラックリベリオン」と名づけられた戦争は黒の騎士団幹部の捕縛、日本への更なる圧政、そしてゼロの処刑を招く結果となった。
その1年後、学生としての日々を過ごす少年ルルーシュ・ランペルージは黒の騎士団残党の襲撃に巻き込まれ、少女C.C.(シーツー)との邂逅により、自分がゼロであることを思い出す。記憶を取り戻したルルーシュはゼロとして復活しブリタニアを倒すため再び反旗を翻す。
サクラダイトを使用した超伝導電磁石を搭載した軽量高出力のモーター・発電機が発達しているため、軽量高出力のレシプロエンジンは未発達である。
原子力の研究は未だ理論段階に留まっている。戦略兵器に分類される核兵器、長距離弾道弾などの大量破壊兵器も開発されていない。
銃器は火薬でなくリニアモーターで加速して弾丸を射出するコイルガンを採用している。
ナイトメア(KMF)と呼ばれる人型機動兵器、フロートシステムと呼ばれる飛行推進機関、輻射波動と呼ばれる高周波兵器、ハドロン砲と呼ばれる粒子ビーム兵器など多様な兵器システムが開発、実用化されている。
等が、大きな違いとして挙げられる。
神聖ブリタニア帝国の支配下である租界を含むエリアに於いては、ブリタニア語(≒英語)が使用されており、登場する人物の会話はほぼブリタニア語で行われている(地名はラテン文字で表記される)。
但し、イレヴンの間では日本語も使用されている[7]。黒の騎士団内部でも日本語が使用されている(黒の騎士団再編時の組織図など)。また、R2ではナナリーによる行政特区日本設立に際して日本語で書かれたPRポスターが配布されており、必要によってはブリタニア当局も日本語を使用する模様。
ギアス
C.C.やV.V.のような不老不死のコードを持つ者の手で発現する、「王の力」と呼ばれる特殊能力。その本質は個々の能力者が持つ素質や願望そのものであり、それらがコードを持つ者によって特殊能力として発現したもの。そのため能力の詳細は人によってそれぞれ異なる。能力発動の際は能力者の片目に、「赤い鳥のような紋様」が浮かび上がる。命令型の場合、かけた本人が能力を失った状態でも効果は続く。命令系などのギアスの有効期間は極めて長い。
同じギアス能力者でも使用は可能だが、コード所有者には不可能。能力を使用し続けるに従ってその力は増大していき、能力者がその力に負けてしまった場合は増大したギアスを制御しきれなくなっていく。しかしギアスを一定以上に増幅させた者はギアスを失うかわりに、不老不死のコードを持つ者からコードを奪い取ることが可能となる。
アニメとは全く異なる展開のアナザーストーリーである漫画版「ナイトメア・オブ・ナナリー」やニンテンドーDSのゲーム版とプレイステーション2・プレイステーションポータブルのゲーム版『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』では以下の他にもギアス能力者が存在している。ただし、これらの作品中ではギアスの位置づけが多少異なる。詳細はナイトメア・オブ・ナナリーとLOST COLORSを参照。
なお、各ギアス発動時や継続時に虹彩周辺で茜色の輪郭が浮かび上がったり、放射状に円形の結界らしいものが展開しているが、これらは映像効果上の観点であり、実際には誰にも見えていない。
ルルーシュのギアス
C.C.によって発動した「絶対遵守の力」。発動の際には左目に紋様が浮かび上がる。特殊な光情報により、いかなる命令にも従わせることができる。成功すればたとえ相手の身にどんなリスクがあろうと命令に沿った行動を強制できるが、一方で使用条件や性質に基づく幾つかの制限もある。
後に力の増大(後述)に伴って発動を止められなくなり、左目には常時紋様が浮かぶようになる。
第1期終盤、ルルーシュのギアスは一時的な不発を起こしたのち暴走・増大。以後発動状態をオフに出来なくなり、左目は常時赤く光るようになった。この変化については、離れた場所にいたC.C.は異常を感じたものの当初ルルーシュは気付けず、結果としてユーフェミアに意図せぬ日本人虐殺を命じてしまう事になった。皇帝による記憶改編で記憶が失われていた頃は通常の状態になったが、記憶を取り戻した後は発動状態のままに戻る。それ以降はC.C.に渡された特殊なコンタクトレンズでギアスを遮断し、使用の際はこれを外すことなる。
アーカーシャの剣で集合意識体にギアスをかけて以降は両目に紋様が浮かぶようになった。
ギアスを使うには、対象と直接目を合わせなければならない。眼鏡程度の透過率なら問題はないが、直接左目の光情報を認識させなくてはならない為、バイザーなどの透過率の低いレンズを挟んだり、モニターなどの中継器の使用も効果がない。多数の対象に同時に行使する事も可能。
同じ対象にギアスを使用できるのは一度だけで、ギアスを行使した相手に対しては再度命令を下すことができない。ただしジェレミアのギアスキャンセラーでギアスを解除された場合は、再度ギアスを行使することが可能。
有効距離は約270mであり、これ以上離れた位置からのギアスの行使は、不可能である。
光情報であるため反射が可能であり、鏡越しに見た相手にもギアスは有効となる。この条件を使い、ルルーシュは自分自身や皇帝にギアスを使用した。
意識的には実行できない行為も命令可能。「特定の出来事を忘れろ」など、普通は意図して行えない行為であっても命令する事ができる。しかし、瀕死の人物に「死ぬな」というギアスをかけるなど能力的に不可能なことは、当然ながら効果はない。
ギアスを受けた対象は、行使された前後の記憶に欠損が生じる。ルルーシュの分析によれば、ギアスの力が大脳に介入したために起こる一種の副作用。
条件分岐を含む内容を命令する事も可能で、何らかの状況や言葉などのトリガーによって行動を開始させるなど、条件分岐を含む命令も可能。トリガーはルルーシュ自身が発するものである必要はない。ルルーシュはこれを利用し、「我が軍門に下れ」というキーワードで離れた複数の人物に同一行動をとらせた。
マオのギアス
C.C.によって発動した「人の思考を読み取る力」(読心術)。その気になれば相手の深層心理から精神的外傷(トラウマ)すら読み取る事が可能であり、心理戦などでは極めて有効。頭脳戦を得意とするルルーシュにとっては天敵とも言える能力である。その性質はルルーシュのギアスより遥かに柔軟であり、心で意図する以外に特段の使用条件はなく、同じ相手への使用回数制限にも縛られる事はない。紋様は両目に浮かんでいる
既にその力はかなり増大しており、暴走により発動を止めることができなくなっているため、人の多い場所ではマオの意思に関わらず、有効範囲にいる全ての人間の思考が流れ込んでくる。そのため、マオは人の群れの中ではそれらの声を打ち消すべく録音したC.C.の声をヘッドフォンで聴き続けている。
有効範囲は最大500mだが、集中力によって範囲や精度は上下する。特定の相手に集中すれば深層心理までも読み取れるが、他の対象に対しては僅か数mにまで範囲が狭まる。
シャルルのギアス
V.V.によって発動した「記憶を書き換える力」。ルルーシュと同じく相手の目を見てかけるタイプで、ギアスをかけた対象に、特定の事項を忘れさせたり偽りの記憶を植えつけたりすることができる。発動の際のみ両目に紋様が浮かぶ。
基本的な発動条件はルルーシュと同じく対象と直接目をあわせる、光情報である事などである。
ロロのギアス
嚮団の手で発現した「絶対静止の結界」。ロロを中心にして範囲内にいる人間の体感時間を停めることで行動・思考を停止させることができる。ルルーシュのような細かな使用条件は無く、KMFを操縦している時でも使用可能で、停められた相手からは、ロロや彼が操縦しているKMFが突然消えたように感じる。停止中の相手は完全に無防備となるため、暗殺に適した極めて強力な能力であり、KMF戦で併用することで自らを優勢に立たせることができる。発動の際は右目に紋様が浮かび上がる。幼少期より使用している。
時間停止ではなく、あくまで体感時間を停めるだけなので、物理現象には効果が無い。故に発射された弾丸などを止めることはできない。
発動時には心臓が停止してしまう。このためV.V.からは「失敗作」と称されている。ゆえに発動限界時間は彼の心臓か耐えられるまで。
範囲は自在、かつ広範囲に及ぶが、広ければ広いほど負担は大きくなる。
C.C.のギアス
コードを持ったシスターによって発動した「愛される力」。ルルーシュ・シャルルと同じ命令形のギアスで、あらゆる他者が心からC.C.を愛するようになる効果を持つ。幼少期にギアスを授かり成年期にはギアスが暴走した為、シスターを除き誰かまわずギアスにかかってしまう。
マリアンヌのギアス
C.C.によって発動した「人の心を渡る力」。V.V.に撃たれて自身の肉体が死を迎えようとしていた時に初めて発動し、現場に居合わせたアーニャへ自分の意識を転送した。それ以降、平時はアーニャの精神の深層に潜んでいるが、意識を表層に上げた時にはアーニャの肉体を支配する。
マリアンヌの意識を表層に上げた時のみ、C.C.と直接接触することなく心で会話をする事が出来る。これまでもたびたび会話をしていた。
ビスマルクのギアス
契約者は不明だが発現する力は「未来を読む力」。発動すると相手の行動の軌跡が見えるようになる。発動の際は左目に紋様が浮かび上がる。普段は特殊なピアスで封印している。
ジェレミアのギアスキャンセラー
嚮団の技術で改造を繰り返されたジェレミアに発現した「すべてのギアスを無効化する力」。発動の際は仮面に覆われた左目に、ギアス能力者の紋様を逆さにした青い紋様が浮かび上がる。
ロロと同じく結界型のギアスで、ジェレミアを中心にして放射状に青い結界を展開、ギアス能力者が発動させているギアスを打ち消す効力及び、命令・記憶の改竄を無効とする力を持つ。自身にギアスが掛けられた際は自動的に発動する。
その他
V.V.やシスターなど、能力名がわからない上記以外のギアス能力者。ギアス嚮団では多くの子供にギアスが発現させられており、その中には相手の意識を保ったままで行動を自在に操るなどの能力を持つ者が存在する。
キーワード
国
神聖ブリタニア帝国(しんせいブリタニアていこく)
新世界の全てと、世界各地の複数のエリアから構成される、世界の3分の1を支配する超大国。帝都はペンドラゴン。第98代皇帝はシャルル。帝国宰相は第2皇子シュナイゼル。
皇帝を頂点とした絶対君主制国家で、厳しい身分制度のしかれた階級社会を維持しており、『不平等においてこそ競争と進化が生まれる』という現皇帝の持論を国是としている。世界の3分の1を支配しており、巨大な軍事力を背景に、今なお世界各地で植民地化を目的とした侵略を続けている。
「ブリタニア」とは本来イギリスのブリテン島ならびに古代ローマ帝国が同島に築いた属州を指すが、作中ではブリタニア大陸(アメリカ大陸)に位置する。歴史を辿るとテューダー朝期のイングランド王国に辿り着き、「処女王」エリザベス1世の息子がヘンリー9世として即位した。このため、ステュアート朝の成立と、それに伴うスコットランド王国との同君連合は成立していない。皇暦1770年代にワシントンの乱と呼ばれる反乱が勃発するが、ルイ16世に支援を求めるために渡仏したベンジャミン・フランクリンの交渉失敗(C.C.によると実際は当時のブリタニア公による買収)により、大陸軍はヨークタウンの戦いで大敗北し、首謀者のジョージ・ワシントンが死亡したため、アメリカ合衆国も成立していない。
周辺諸国が市民革命と議会制度化により停滞していたのに対し、イングランド王国は絶対君主制を固持し、新世界で生産される富によりヘンリー10世とエドワード7世[8]の統治を通して発展を続けた。
エリザベス3世の統治時代、ヨーロッパの大部分を征服したナポレオンは、イングランドへの上陸を目論むと、トラファルガーの海戦に勝利して制海権を掌握し、12万の軍勢と共にロンドンへと進軍した。皇暦1807年、エリザベス3世はエディンバラへ追い込まれ、親ナポレオン派の革命勢力に捕縛されて王政廃止を迫られた(「エディンバラの屈辱」)。この窮地を救ったのが、ブリタニア公リカルドとその部下にして親友である「ナイトオブワン」リシャール・エクトル卿であり、彼らの尽力によってエリザベス3世は植民地アメリカへと逃れ、新大陸東部に首都を定めた(「新大陸への遷都」)。
その後、エリザベス3世に子が無く、テューダー朝の血筋が途絶えた際にブリタニア公リカルドが王位を継承し帝政を施行。国号を「神聖ブリタニア帝国」に変更し、リカルド・ヴァン・ブリタニア1世として皇帝に即位した。同時に皇暦を制定し、同年を皇暦1813年とすると共に正史「ブリタニア年代記」の編纂を指示している。その後、ブリタニア大陸ではヨーロッパからの亡命貴族との間に「北南戦争」と呼ばれる戦争が行われた。
ブリタニア本土の地名はカリフォルニアやダラスのような実在の地名と、帝都ペンドラゴンのような架空の地名が混在している。国内通貨はポンドである模様。
皇暦2010年の日本侵攻の際には、ブリタニア大陸以外にアリューシャン列島・ハワイ・ミクロネシア・フィリピン等から侵攻をしている事から、少なくともこれらの地域に拠点が存在する[9]。
98代皇帝シャルルが消えた後はルルーシュがギアスの力を使い99代皇帝へと即位。歴代の皇帝陵破壊や貴族制度の廃止、財閥解体そしてナンバーズ解放といった従来のブリタニアの在り方を真っ向から壊すような政策を打ち出すようになる。
エリア
神聖ブリタニア帝国の属領を意味する。現在「エリア18」まで存在している。本編でのコーネリアとユーフェミアの会話や小説版によると、経済力や治安面に応じて上から「衛星エリア」、「途上エリア」、「矯正エリア」と格付けされている。
エリア10
ブリタニアの属領となったインドシナ半島に存在するエリア。ただしR2ではインドシナ半島は中華連邦の領土となっている。
エリア11
極東にかつて存在した国家「日本(ニッポン)」がブリタニアの侵攻(極東事変)により属領とされ変更された呼び名。植民地統治者である総督には皇帝の直接血縁者である皇子もしくは皇女が就任することになっており、初代総督は第三皇子クロヴィス。
ブリタニア侵攻前は中立国であり、首相を首班とする議院内閣制が採られていた(現実の日本の様に天皇制があったかどうかは不明)。一方軍事面では、自衛隊が存在しない代わりに正規軍としての日本軍が存在していたものの、KMFを開発・保有しておらずブリタニアと比べて戦力では劣っていた。世界最大のサクラダイト産出国であり、この利権を巡る対立が侵攻の原因とされている。フジサンを覆うように中腹地点までサクラダイト採掘プラントが建造されている。行政区分は現実の47都道府県で細分化されているが北海道・東北・関東・中部・関西・中国・四国・九州とブロックごとに分けて呼ばれている。ただ、現実とは異なり北方領土だけで無く、千島列島の少なくとも得撫島と新知島が領土となっていた[10]。
日本が余力を残したまま降伏したのと、クロヴィスの内政能力の欠如から、ブリタニアの統治政策は十分ではなく、ブリタニア官僚の一部が私欲の為にNACに物資等を裏で提供している為、各地には要塞規模の施設や、重火器を有した軍の残党、レジスタンスなどの反ブリタニア勢力が未だ多数残存している。この為、ブリタニアの支配下となっている他のエリアと比較し、抵抗活動が活発である。ブラックリベリオンでの敗戦以降は「途上エリア」(小説版より)から「矯正エリア」へと格下げとなり、コーネリアに変わって総督になったカラレスの政策により、さらなる圧政を強いられるようになったが、彼の死後に就任したナナリーがユーフェミアの遺志を継ぐ形で「行政特区日本」を設立するに至った。黒の騎士団という反ブリタニア勢力が国外追放になった後、生産力向上や治安が安定したことにより「衛星エリア」に昇格手前になるほどとなった。後に皇帝となったルルーシュの政策により「日本」という名を取り戻したが、ルルーシュによる世界掌握後はゼロレクイエム完遂まで皇帝直轄領として定められた。
トウキョウ租界
エリア11におけるブリタニア支配の中枢、総督府の所在地である租界。トウキョウ租界と銘打ってはいるが、現実の東京都あるいは東京23区全域が租界という訳ではなく、総督府を中心とする地域(少なくともイケブクロを含む)のみが租界であり、後述のシンジュクゲットーのような場所は租界の外側に位置する。主に電車(モノレール)の環状線沿いに外壁が張り巡らされており、地震等の緊急時にはエリア毎にパージ(分離)する事が出来る。ブラックリベリオンや黒の騎士幹部の公開処刑の際は、ルルーシュがこれを利用して、全ての分離可能エリアをパージする事によりブリタニアの防衛ラインに大打撃を与えた。
ブラックリベリオン後はイレブンを労働力として酷使する形で復興されたが、バベルタワーでの戦いの末、ブリタニア軍を指揮していたカラレスを巻き込んでバベルタワーは崩壊した。その後ブリタニア当局により租界の構造を修正することで対策が施されたが、第二次トウキョウ決戦ではルルーシュがゲフィオンディスターバーを搭載した列車を使うことでブリタニア軍の防衛ラインを突破される形となった。
第二次トウキョウ決戦では戦闘の末フレイヤによって総督府を含む租界の約半分が巨大なクレーターを残して消滅し、第1次被害で2500万人の死者を出す。加えて医療施設等への被害に起因する第2次被害さえも生まれ、ブラックリベリオン以上の犠牲を出した。
ゲットー
本作ではイレヴンと呼ばれる日本人が住む街を意味する。実在の地名(新宿、さいたまなど)も登場するが、カタカナ表記(正確には英語表記)で表される。福祉支援も復旧支援もあまりされておらず、まともな職にもありつけないようで、そこに住む日本人は復旧作業をしながら細々と生活している。地下鉄跡や下水道はレジスタンスの逃走ルートなどに利用されている。
アッシュフォード学園
創立者にして理事長を務めるルーベン・アッシュフォードが運営する寮制の私立学校で、学園の設備はかなり整っている。トウキョウ租界の一角に立地しているが、第一期のDVD第2巻収録のピクチャードラマによると、学園設立に際しては立地場所を含めてルーベンが築いた人脈によるものだとのこと。ブリタニア人とイレヴンを区別しないオープンな校風。在籍する生徒は、必ずどこかのクラブに所属しなければならないことになっている。水泳・馬術などが確認されていて、活発に活動している。創立者の孫であるミレイが会長を務める生徒会も存在する。またお祭り好きのミレイの発案で様々な趣向のイベントが開かれることもある(ミレイのイベント参照)。
ブラックリベリオン以降は学園自体が皇帝の命を受けた機密情報局により、ルルーシュを監視する拠点とされた。これに合わせて記憶操作を受けたミレイ、シャーリー、リヴァルを除く生徒と教師全員がブリタニア本国へ帰国させられ、ヴィレッタ達機密情報局員が教師に成り済まし、サクラである他の生徒と共に入れ替わりに学園入りした。
第二次トウキョウ決戦後はギリギリながらフレイヤの効果範囲外であったため、生き残った租界市民の避難場所となった。その後はシュナイゼルと超合集国との交渉により中立地帯とされ、皇帝となったルルーシュがブリタニアの超合集国参加交渉をした際に舞台に指定された。
行政特区日本(ぎょうせいとっくにっぽん)
ユーフェミアが発案した限定された地域内で日本の存在を認める政策。手続きを行えば特区に参加することができ、イレブンは日本人の名前を取り戻すほか、ブリタニアからの圧政や身分差別を受けることはない。そのため発表当初は大多数のイレブンに支持された。
テロリストに対する民衆の支持を無くすことでテロリストの大義名分を失わせ、逆に参加すれば武力を取り上げられる可能性もあるためテロリストに対するテロ抑止策としても有効な政策でもある。それ故にシュナイゼルはこの特区を支持した。一時期ユーフェミアによる日本人虐殺により政策が中断したものの、新総督ナナリーによって実施が進められたが、ゼロの策によりゼロを含む百万人の日本人による中華連邦亡命のために利用された。
エリア18
元々は砂漠地帯にあり中東に存在する、巨大な機動兵器(バミデス)を有していた国家。コーネリアによって侵略され、エリア18と名付けられた。
租界
本作では超大国ブリタニアの国民が住むエリア内の街を意味する。
電気中心の文明が発達したブリタニアの都市にふさわしく、租界の周辺には太陽光発電パネルを備えたビルが立ち並ぶ。
E.U.
正式名称は「Euro Universe(ユーロ・ユニバース)」。ブリタニア皇帝から「権利を平等にした為に人気取りの衆愚政治に堕している」と批判されている民主主義国家。中華連邦と同じく、ブリタニアと対立する二強国の一つで、作中の描写などからヨーロッパとアフリカに領土を持つと思われる。エルアラメイン地域でブリタニアと激戦を繰り広げていた。
ドイツ州、フランス州など、現実におけるヨーロッパ各国が、構成自治州(行政だけでなく、軍事的にも個別になっている)として組み込まれていることから、中華連邦と同じく連邦制の国家である模様。
R2ではシュナイゼルの辣腕により多くの領土を失い、ブリタニアに対抗する力を失いつつあった。その後、構成自治州の一部が超合集国に参加したため完全に弱体化し、ルルーシュによる世界掌握後は超合集国憲章を批准した。
中華連邦(ちゅうかれんぽう)
ブリタニア皇帝に「富を平等にした為に国民が怠け者ばかりとなっている」と批判されている国家で、E.U.と同じくブリタニアと対立する二強国の一つ。連邦制国家であり、中国大陸を中心に朝鮮半島・インドシナ半島・インド亜大陸を領土とし、アジアの広範囲とシベリアの一部を支配している。首都は洛陽。またその領地内には、極秘裏にギアス嚮団の本拠地が構えられていた。
天子を元首としその下ですべての臣民を平等とする、君主制と共産主義的な政治理念を併せ持つ国家だったが、現在では幼女である天子を傀儡にしている官僚集団「大宦官」が専横を極めており、臣民の多くは貧困に苦しんでいた。ゼロと星刻により大宦官を抹殺されて以降は、国号を「合衆国中華」に改め、超合集国の中枢を担う国家となった。
朱禁城
首都洛陽に位置する天子の居城。しかし、大宦官の専横によって事実上大宦官の居城と化していた。モデルは中華人民共和国に所在する旧王宮「紫禁城」。
蓬莱島
中華連邦領、黄海に浮かぶ潮力発電用の人工島。ゼロと大宦官の取引により、エリア11を脱出した黒の騎士団と日本人の居住地として貸与された。後、合衆国日本の暫定首都となる。
天帝八十八陵
中華連邦に存在する歴代の天子を祭る陵墓。しかし、今の大宦官による専横もあってその神聖さも消えかかっている。
インド軍区
中華連邦を構成する国の1つ。中華連邦より独立を図ろうとする勢力と、従来の関係を維持しようとする勢力が存在し、一枚岩ではない。前者にはラクシャータが属しており、黒の騎士団を援助している。超合集国の成立に伴い、中華連邦から独立して合衆国インドとなり、超合集国へ参加した。
超合集国(ちょうがっしゅうこく)
合衆国日本と合衆国中華を中心に複数の国家から構成される連合国家。ゼロの合衆国連合構想が実現した形となり、ブリタニアに対抗できる程の国力を持つ。合集国憲章を批准することで超合集国に加盟することができ、憲章を批准している国家は47ヶ国。武力面では「合集国憲章第17条」に基づいて各国家が武力を永久に放棄する代わりに、人員・資金提供を条件にどの国家にも属さない黒の騎士団と契約し、黒の騎士団が安全保障を担っている。これは烏合の衆と化する各国家の軍隊の連携不足の問題を解消するといった側面もある。超合集国の決議は多数決で決める民主主義制となっているが、投票権は国の人口の多さによって比例しているため大きな国であるほど多くの票をその国が持つことになる。
超合集国には、アジアを中心に東アフリカとヨーロッパの一部が加盟している。
合衆国日本(がっしゅうこくにっぽん)
ゼロが建国を構想した国家。当初はトウキョウ租界に建国を計画していたがユーフェミアの行政特区日本開設宣言で頓挫になりかけた。ゼロはユーフェミアによる日本人虐殺後の建国宣言で合衆国日本を日本の復活ではない新たな日本として建国するとし、「様々な人種と歴史、主義を許容する広さを持ち、強者が弱者を虐げないことを自負する国家」としての理念を打ち出している。
ブラックリベリオンでの敗北で頓挫したが、その1年後にゼロが復活し、ギアスで中華連邦総領事・高亥を篭絡したことにより、中華連邦総領事館の一室が一時的に合衆国日本の最初の領土となった。黒の騎士団を含む100万人の日本人が中華連邦に亡命して以降は蓬莱島が暫定首都となった。
この他、オーストラリアが名称のみ作中登場する。
身分
ブリタニア皇族
現ブリタニア皇帝シャルルは108人もの皇妃を持つ[11]ため、皇子や皇女は母親の違いによりミドルネームが異なる。ミドルネームが同じならば母親も同じであり、子供達は本編までに第11皇子ルルーシュ、皇女ナナリー(共に男女最年少)まで数名の存在[12]が明らかにされている(その他、登場する皇族については登場人物のページを参照のこと)。
皇族は後述の騎士を持つことが可能である。
皇位継承者
ブリタニアの次期皇帝の地位を受け継ぐことができる権利の持ち主。継承者は権利を返還することで、自身やその騎士の犯した罪などを赦されることもあるほか、諸事情により剥奪される事もある。劇中では第87位皇位継承者(ナナリー)までの存在が確認されている。
ブリタニア貴族
大公爵から武勲候までの以下7等爵プラス3階級の身分の者を貴族としている。英語表記は、公開されているブリタニア貴族の位に則り記述。現実世界における詳細は、爵位を参照のこと。
大公爵=Grand Duke(グランド・デューク)
公爵 =Duke(デューク)
侯爵 =Marquess(マーキス)
辺境伯=Margrave(マーグレイヴ)
伯爵 =Earl(アール)
子爵 =Viscount(ヴァイカウント)
男爵 =Baron(バロン)
騎士 =Knight(ナイト)
作中では貴族の階級であるとともにブリタニア軍においてナイトメアのパイロットになることで得られる。皇族の騎士は軍の階級と同一[13]。
武勲候(Knight of honor(ナイト・オブ・オナー))[14]
公の階級として分類されていないが、騎士侯は一代限りの貴族として扱われ、最も下の階級となる。平民であっても、国家功労者など一定の条件(めざましい業績を上げるなど)をクリアすれば騎士侯になれる。ヴィレッタやマリアンヌがこれにあたり、ユーフェミアの騎士となったスザクは名誉騎士侯と称された。
騎士(きし)
本来は皇族が護衛役として1名選ぶことのできる選任騎士のことで、それらの多くがナイトメアパイロットでもあったため、一般的にナイトメアのパイロットの事を呼称するようになった。選任騎士はギルフォードとスザクが確認されている。
キンキ ツバター 夜の足音 きこう シーメー ミーンズ シャーク ニュピ 新秋柿 チャー インス 線香花火 オーピ スチーマー トレッチ ふくいく リバティプ リトミック ターメ スピーカー ノーシャ パラフィン ルコウソウ パルサー ギニョー ホウセン フォー ウォー でらいと ケット おおわ ハック バンクス レンテン ナンバー ゆうな トロイ パルテ フェースオ ゼラチン シャク ステレオ アーム マウンド ミゼラブル マインド スイング じょうめ メタリック 浦島太郎
ナイトオブラウンズ
皇帝直属の騎士であり帝国最強の12騎士。ラウンズたちは固有のカラーを持ち、同系色の専用KMFを所有しており、高性能のほか特色が盛んである。称号保持者は敬称としてナイトオブ?と呼ばれ、スザクは第7席なのでナイトオブセブンと呼ばれる。
ナイトオブワン以外に上下関係はなく、実力と忠誠のみが問われており、構成員の中には女性、子供もいる。また、空席のナンバーもいくつか存在する。ナンバーズ出身は枢木スザクのみ。頂点であるナイトオブワンは植民エリアの一つを持つ権限を与えられており、スザクはその特権でエリア11を貰うつもりでいた。
語源はアーサー王伝説に登場する12人の『円卓の騎士(Knights of the Round Table)』。
ナイトオブゼロ
第99代皇帝ルルーシュが自身の選任騎士となったスザクに与えた地位。ラウンズを超えるラウンズとしての権威の高さを持つ。
名誉ブリタニア人
各エリアの住民が、役所に行って試験など特定の手続きをすると得られる称号。ナンバーズと比べ、ある程度の自由や身分を保障される。ナンバーズの間では『祖国の誇りを捨てた裏切り者』という考えが一般的。反乱防止のため携帯電話を持つことができない(小説版より)咲世子はアッシュフォード家からの特別貸与、スザクはナイトオブセブンとして、それぞれ特例として許可されている。
ナンバーズ
ブリタニア人が占領下の住民を総称して呼ぶ言葉。エリア11の住民(日本人)をイレヴンと呼ぶように、エリアナンバーで呼称される存在であることから来る蔑称でもある。ブリタニアの階級制度では最下層に位置しており、原則として国外への渡航権は認められておらず、ブリタニア本国や他の属領へ往来する権利も認められていない。
犯罪を犯したナンバーズに対する刑罰は大変重く、第一期ではカレンの母がリフレイン所持・使用の罪だけで懲役20年の刑が下された。また、第一期ではブリタニア軍に捕らえられた藤堂や、R2ではスザク暗殺を目論むも失敗して捕らえられたイレブンの暗殺者に対して早々に死刑が確定した。
ルルーシュによるナンバーズ解放政策により、長らく続いた圧政から解き放たれ、イレヴンが日本人に戻るなど民族本来の名を取り戻した。